■第4回

問題731
「た文字」は「た」で始まる語を直接に言うことを避けるため、後半を略し、「文字」をそえたものですが、女房詞では、とくにある二つのものをさしました。さてそれは?

問題732
「盥落〈たらいおとし〉」「盥口〈たらいぐち〉」「盥越〈たらいごし〉」「盥結〈たらいむすび〉」のそれぞれの意味は?

問題733
「〇〇歌」「〇〇女」「〇返」「〇〇被」「〇〇船」の〇〇には、ある共通の二字が入ります。さてそれは?そしてそれぞれの意味は?

問題734
「垂買〈たれかい〉」という商売がありました。いったいどんな商売なのでしょう。

問題735
胸のすくような鋭く歯切れのいい口調で話すことを「啖呵〈たんか〉を切る」といいますが、なぜそのように言うのでしょう。

---------------------------------- 前回の解答です ----------------------------------

問題726
「玉江草」「玉風」「玉切」「玉茎」「玉砕」「玉菜」「玉花」「玉見草」「玉目」のそれぞれの意味は?
解答−玉江草は葦〈あし〉の異名、玉風は冬の季節風の名、玉切〈たまぎり〉は木材を横に挽き切って丸太にする作業、また丸太になった木材、玉茎は陰茎、玉砕〈たまくだき〉は敵陣に弾を打ち込んで、ひるんだところを一挙に全軍殺到する戦術のひとつで、「ぎょくさい」ではありません。玉菜はキャベツのこと、玉花は霰の異名、玉見草は萩の異名、玉目〈たまもく〉は細かく密な渦巻状の木目のことです。

問題727
「駄味噌〈だみそ〉」って、くだらない味噌のこと?
解答−この味噌は食品の味噌ではなく、手前味噌の味噌です。ですから意味はくだらない役にも立たない自慢話ということです。つまらない自慢話をさかんにする意味の「駄味噌を上げる」という言葉もあります。

問題728
「彩」の訓読みはなんでしょう。
解答−「「だむ」「たむ」です。あざやかに彩色する、金箔や銀箔をはるといった意味で、「彩漆〈だみうるし〉」「彩絵〈だみえ〉」「彩烏帽子〈だみえぼし〉」「彩刷毛〈だみばけ〉」「彩筆〈だみふで〉」といった言葉があります。

問題729
「駄目」のもともとの意味は?
解答−囲碁で、石の周囲または相手の地〈じ〉との境界にあって、どちらの地にも属さない空点のことです。ここに石を打っても地は増えないわけですから、行なっても効果のないこと、無駄なこと、そして不可能なこと、よくないこと、どうしようもないことといった意味に派生していったわけです。「駄目押し」は、終局後、駄目に石を入れて確かめることで、そこから確実なのに、さらに念を入れて確かめる、勝敗はすでに明らかなのに、さらに得点を加えることなどの意味になっていったのです。

問題730
「溜紙〈ためがみ〉」「溜銭」「溜医師」「溜預〈ためあずけ〉」「溜抜」のそれぞれの「溜」の意味は?
解答−溜紙と溜銭の「溜」は、贈物をもらった際に、その容器に返礼として入れるもののことです。「溜医師」「溜預」「溜抜」の「溜」は、江戸時代、病気や15歳未満の囚人を収容した牢屋のことです。溜抜はそこを脱走すること。

日時: 2007年05月30日 18:28
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