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■第10回

問題761
「縮緬医者」「縮緬腹」って、どんな医者や腹?

問題762
「沈魚落雁〈ちんぎょらくがん〉」や「閉月羞花〈へいげつしゅうか〉」は、なにを形容しているのでしょう。

問題763
「火車〇」「熊手〇」「狆猫〇」の〇には、共通の一字が入ります。さてその意味は?またそれぞれの意味は?

問題764
「ちんぷんかん」や「ちんぷんかんぷん」は、もちろん当て字ですが、どのように書いたでしょうか。

問題765
「ついに」の同訓異字をあげてください。

---------------------------------- 前回の解答です ----------------------------------

問題756
「ちょっかいを出す」の「ちょっかい」とは、なんのことでしょう。
解答−手、腕、手先を卑しめて言った語、または曲ったり縮んだりした手のことです。あるいは猫が前の片足でする物を掻き寄せるような動作もさしました。ですから「ちょっかいが回る」といえば、手先がよく動くこと、「ちょっかい早い」は手が早い、敏捷なことをいい、「ちょっかいを出す」「ちょっかいを掛ける」といえば、横合いからよけいな手出しをすることの意味になります。

問題757
「〇〇好」「〇〇惚」「〇〇見」「〇〇目」の〇〇には、共通の二字が入ります。さてそれは?
解答−「一寸〈ちょっと〉」です。一寸好や一寸惚は、ちょっと見て好きになったり(あるいはちょっと好きなこと)惚れたりすること。一寸見と一寸目はほぼ同じ意味。一寸は「鳥渡」とも書きます。

問題758
「丁髷〈ちょんまげ〉」の「ちょん」とは、いったいなんのことなのでしょう。
解答−「水の上にチョンの氷」といったように字画の点、印に打つ点、句読点などを広く今でも「ちょん」といいますが、丁髷は、中ぞりを大きく、髷を高く結んだ本多髷の汎称で、結ったその形が「ゝ」に似ているところから、このように言ったわけです

問題759
「散太鼓〈ちらしだいこ〉」って、音を散らすように打つ太鼓の打ち方?
解答−そうではなくて、興行物の終演時に客を散らす、つまり帰らせるために打つ太鼓です。その音が「デテケ デテケ」と聞こえるところから「追い出し」ともいいます。「仕舞太鼓」「はて太鼓」とも。

問題760
「〇に立つ名」「〇を継ぐ」「〇を望む」「〇を結んでも志」の〇には共通の一字が入ります。さてそれは?そしてそれぞれの意味は?
解答−「塵〈ちり〉」です。「塵に立つ名」は世間に噂の立つこと。世間、俗世間の意味での「塵」では「塵に交わる」「塵の世」「塵を出ず」といった言葉があります。「塵を継ぐ」は先人の遺業を継ぐこと。「塵を望む」は権勢のある人におもねって、わずかな恩恵にあずかろうとすること。「塵を結んでも志」は少しの贈物でも、贈り主の心の表れ、誠意の表れ、つまり「気は心」ということです。

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