第34回「題目(だいめ)」(富山県)

【問題】
富山県出身の子が、長野県出身のゆきなと、AKBの話で盛り上がっています。
富山県出身の子が言った「題目(だいめ)」とはどういう意味でしょう?

協力者:大野美遊さん

 

 

【解説】
歌の歌詞を数えるとき、富山、石川では「1番、2番、…」ではなく、「1題目(だいめ)、2題目(だいめ)、…」と数えます。かつて加賀の国が、能の宝生流の盛んな土地だったと言うこともあり、そこで使われる「題目(だいもく)」という言い方が由来しているという説もあるようです。
それにしても、物を数えるときの助数詞にも方言があるというとても興味深い事例です。

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