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『女子大生でも気づかない方言』
第 1回「かぜねつ」(福井県)
第 2回「あめる」(岩手県)
第 3回「よばれる」(大阪府)
第 4回「かじる」(山梨県)
第 5回「おしょす」(岩手県)
第 6回「じゃみじゃみ」(福井県)
第 7回「いけず」(兵庫県)
第 8回「しんけん」(大分県)
第 9回「おーの」(高知県)
第10回「あんない」(滋賀県)
第11回「てげてげ」(宮崎県)
第12回「モータープール」(大阪府)
第13回「さばく」(長崎県)
第14回「ごうわいてーん」(兵庫県)
第15回「さむいんぼ」(京都府)
第16回「にかっこ」(山形県)
第17回「むぐったい」(群馬県)
第18回「やぶれる」(山口県)
第19回「かちゃくちゃない」(青森県)
第20回「トリノコヨーシ」(香川県)
第21回「うるかす」(秋田県)
第22回「ぼれぇ」(広島県)
第23回「つるつる」(石川県)
第24回「おっかく」(茨城県)
第25回「はく」(北海道)
第26回「じらー(さ)」(沖縄県)
第27回「あいづ・ほいづ」(宮城県)
第28回「ケッタ」(愛知県)
第29回「まくれる」(鳥取県)
第30回「かんます」(栃木県)
第31回「あおじ」(三重県)
第32回「あとぜき」(熊本県)
第33回「ねまる」(鹿児島県)
第34回「題目(だいめ)」(富山県)
第35回「しょろしょろ」(静岡県)
第36回「ちばける」(岡山県)
第37回「でれすけ」「ごじゃっぺ」(千葉県 茨城県)
第38回「サンノーガーハイ!」(福岡県)
第39回「やぐらしか」(佐賀県)
第40回「あるでないで」(徳島県)
第41回「~ない」(島根県)
第42回「みぃする」(和歌山県)
第43回「ねき」(愛媛県)
第44回「ごしたい」(長野県)
*音声データが再生されない場合はQuickTimeをインストールしてください。
第33回「ねまる」(鹿児島県)







【解説】
 鹿児島をはじめ、九州の広い地域で、「腐る」ことを「ねまる」と言います。東北地方では、同じ「ねまる」が「座る」意味で使われています。
 17世紀初頭に刊行された、イエズス会の宣教師が日本語をポルトガル語で説明した『日葡辞書』には、「ねまる」に、「黙座する」と「腐る」の両方の意味が記されています。文献に登場する用例としては「黙座する」意味の方が古いようです。「じっと座り続ける」ことから、食べ物などをそのまま放置しておく状態が連想され、その結果としての「腐る」という意味が生まれたのかもしれません。古語の二つの意味が、東北と九州で分担されて残っていることになります。


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第33回「ねまる」(鹿児島県)

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