• 日本の近代 猪瀬直樹著作集
  • 日本の近代 猪瀬直樹著作集

書籍版の『「日本の近代」猪瀬直樹著作集』
全12巻には、各タイトルの
単行本刊行時に寄せられた、
そうそうたる書き手による
書評や対談記事などが収録されています。
これを電子版でも収録。
昭和から平成へと移りゆくなかで
猪瀬作品がどのように
位置づけられてきたのかを
あらためて概観でき、
いまに続く日本の課題が見えてくるのです。

日本の近代 猪瀬直樹著作集 電子版と書籍版画像

日本の官僚システムに大きく切り込んだ
記念碑的作品
道路公団改革の原点

日本の近代 猪瀬直樹著作集1構造改革とはなにか
新篇 日本国の研究

  • 構造改革とはなにか 新篇 日本国の研究 定価:本体1300円+税
    発売日:2001/9/18
    判型/頁:四六判/360頁
    ISBN4-09-394231-5
  • 構造改革とはなにか 新篇 日本国の研究 価格:
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    配信日:2018/8/3

収録作の「構造改革とはなにか」は、日本の官僚システムに大きく切り込んだ記念碑的作品。著者は、日本政治の構造欠陥を見抜き、本書がきっかけとなって道路公団改革に深く関わっていくことになる。

本書前半は書籍『日本国の研究』(1997年3月文藝春秋刊行)。後半には「増補 公益法人の研究」を収録した。附録に、著者による「日本道路公団分割民営化案」。

巻末の「解題」には、小泉純一郎氏との対話「厚生省は隗より始められるか」(『文藝春秋』1997年2月号初出)を収録。対談時、第二次橋本内閣の厚生大臣であった小泉氏と、官僚機構の問題点と行革について論じている。ほかに、小泉内閣で経済財政・金融担当大臣を務めた竹中平蔵氏が文庫版『日本国の研究』 (文春文庫1999年3月刊)に寄稿した解説文。猪瀬自身がのちに発表した関連記事「小泉『新』首相に期待すること」(『週刊文春』2001年6月21日号初出)、「官僚『複合腐敗』は五十年周期で来る」(『文藝春秋』2000年5月号初出)。さらに、著作集編集委員の一人である鹿島茂氏との対談「知の“十種競技”選手として」など、多くの関連原稿や、雑誌・新聞に掲載された書評などを多数収録。

作家の内なる
「日本の近代」を掘り起こす卓見の三島論

日本の近代 猪瀬直樹著作集2ペルソナ 三島由紀夫伝

  • ペルソナ 三島由紀夫伝 定価:本体1400円+税
    発売日:2001/10/30
    判型/頁:四六判/448頁
    ISBN4-09-394232-3
  • ペルソナ 三島由紀夫伝 価格:
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    配信日:2018/8/3

日本の文学史の書き直しを企図した「評伝三部作」のひとつ、『ペルソナ 三島由紀夫伝』(1995年11月文藝春秋刊行、99年11月文春文庫)を収録。

三島由紀夫を生んだ平岡家は、明治期から三代にわたる官僚の家系。大蔵省をわずか9か月で辞めて文壇に転身した三島の作品にも、一族に脈々と流れる官僚の血が顔を覗かせるとの観点から、衝撃的な割腹自殺までの道程を丹念に検証。作家の無意識層に横たわる「日本の近代」を掘り起こす。独自の着眼点が冴えわたる卓見の三島論。

巻末の「解題」には、吉本隆明氏との対話「三島由紀夫と戦後50年」(『週刊ポスト』1994年12月2日号初出)、岸田今日子氏との対話「25周年 最後の秘話」(『オール読物』1995年12月号初出)、三島由紀夫文学館初代館長を務めた佐伯彰一氏との対話「ペルソナの真実」(『諸君!』1999年12月号初出)を収録。また、三島自決から25年の機に猪瀬が発表した「三島が憎んだ価値相対主義」(『読売新聞』1995年11月22日初出)、「『戦後』を終らせた作家とエコノミストの人生」(『文藝春秋』1995年12月号初出)の記事のほか、『決定版 三島由紀夫全集7』(2001年新潮社刊行)への寄稿文、雑誌・新聞に掲載された書評など多数収録。

大正期を舞台に
川端康成と大宅壮一の闘いを描いた青春群像

日本の近代 猪瀬直樹著作集3マガジン青春譜
川端康成と大宅壮一

  • マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一 定価:本体1300円+税
    発売日:2002/1/8
    判型/頁: 四六判/400頁
    ISBN4-09-394233-1
  • マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一 価格:
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    配信日:2018/8/3

日本近代文学史に新たな光を照射する「評伝三部作」のひとつ、『マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一』(1998年5月小学館刊行、2004年9月文春文庫)を収録。

現代の情報化社会の原点ともいうべき大正時代の雑誌出版草創期を舞台に、ノーベル賞作家・川端康成とマスコミの帝王・大宅壮一の、不世出の天才が世に出るまでの闘いを描いた青春群像小説。従来のノンフィクションの手法をはるかに超える調査と想像力を駆使した画期的評伝が、「文学の市場化」「社会の大衆化」を背景に、作家の誕生を描き出す。

巻末の「解題」には、井上ひさし氏との対話「〈同性愛〉に揺れた川端康成と〈モガ〉に翻弄された大宅壮一」(『週刊ポスト』1998年6月19日号初出)のほか、単行本刊行時に各紙誌に掲載された、見城徹、中野翠、川本三郎らによる書評を収録。また、「川端康成はなぜ伊豆へ向かったか」(『文藝春秋』1998年8月号初出)、「“情の人”菊池寛」(菊池寛没後五〇年記念「第三回屋島篝火歌舞伎パンフレット」1998年8月)など、猪瀬自身による関連記事も収める。

新事実と精緻な推理を駆使し
太宰の遺書の謎に迫った傑作評伝ミステリー

日本の近代 猪瀬直樹著作集4ピカレスク 太宰治伝

  • ピカレスク 太宰治伝 定価:本体1400円+税
    発売日:2002/2/28
    判型/頁:四六判/512頁
    ISBN4-09-394234-X
  • ピカレスク 太宰治伝 価格:
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    配信日:2018/8/3

日本文学史の固定観念に挑んだ「評伝三部作」のひとつ、『ピカレスク 太宰治伝』(2000年11月小学館刊行、2007年3月文春文庫)を収録。

関係者から得た新事実と精緻な推理を駆使し、太宰の遺書の謎に迫った傑作評伝ミステリー。 当代一の人気作家・太宰治は、なぜ遺書に「井伏さんは悪人です」と書いたのか。師と仰いだはずの文豪・井伏鱒二との確執や、度重なる自殺未遂に隠された目論見など、死のうとする太宰ではなく、小説のために目標の設定と破壊を繰り返して勤勉に生きようとした、これまでにない太宰像を彫琢。その勤勉な青年の軌跡に、日本の近代の軋みが浮かびあがる。

文春文庫版に収められた増補「『黒い雨』と井伏鱒二の深層」(『文学界』2001年8月号初出)のほか、巻末の「解題」には、井伏と太宰について縦横無尽に語り合った谷沢永一氏との対話「作家の沈黙 文学の終焉」(『Voice』2001年8月号初出)を収録。また、単行本刊行時に各紙誌に掲載された、鹿島茂、出口裕弘、佐々木幹郎、松永伍一、関川夏央、久世光彦ら各氏による書評を収める。

近代天皇制に織り込まれたさまざまな記号を
丹念な取材と世界的視座で読み解く

日本の近代 猪瀬直樹著作集5ミカドの肖像

  • ミカドの肖像 定価:本体1500円+税
    発売日:2002/4/1
    判型/頁:四六判/552頁
    ISBN4-09-394235-8
  • ミカドの肖像 価格:
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    配信日:2018/8/3

全く新しい視点から天皇制を捉え直し、第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『ミカドの肖像』(1986年12月小学館刊行、1992年2月新潮文庫上下巻、2005年4月小学館文庫)を収録。

なぜ、皇族の土地にプリンスホテルが建っているのか? なぜ、オペレッタ「ミカド」は欧米で人気があるのか? なぜ、明治天皇の「御真影」は西洋人の風貌になったのか? いくつもの「?」の裏に隠された「近代日本」と「天皇」の不可視のシステム。近代天皇制に織り込まれたさまざまな記号を、丹念な取材と世界的視座に立つ壮大な考察で読み解いた、前代未聞の日本論。

本書には巻末に、山口昌男氏との対話「“視えない天皇制”を視る」(『週刊読書人』1987年1月5日初出)や、本田靖春氏との対話「『ミカドの肖像』余聞」(『潮』1987年4月号初出)を収録。また、高階秀爾氏による文庫版解説(新潮文庫版)のほか、天皇制をめぐるノンフィクション全般を俯瞰した柳田邦男氏の「天皇の空白部分」(1993年6月文藝春秋刊『同時代ノンフィクション選集』第8巻所収)を収録する。

東京の都市開発を
東急グループ五島慶太を軸に検証した近代日本論

日本の近代 猪瀬直樹著作集6土地の神話

  • 土地の神話 定価:本体1300円+税
    発売日:2002/4/26
    判型/頁:四六判/376頁
    ISBN4-09-394236-6
  • 土地の神話 価格:
    各販売サイトで
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    配信日:2018/8/3

『ミカドの肖像』の続編として書かれ、「ミカド三部作」の一環をなす『土地の神話』(1988年12月小学館刊行、1993年5月新潮文庫、2013年2月小学館文庫)を収録。

「電車通勤」というごく当たり前のライフスタイルの背景には、東京の都市開発をめぐる理想と挫折の物語があった。ロンドン近郊の田園都市をモデルにした街づくり構想に取って代わったのは、鉄道敷設の野望に満ちた一大不動産事業。関東大震災後、東京という特異な街がいかにして出来上がっていったかを、東急グループ創始者・五島慶太を軸に検証する。現代に暮らす日本人の自画像を描く、『ミカドの肖像』に続く出色の近代日本論。

本書には巻末に、会田雄次氏との対話「『土地の神話』をめぐって」(『週刊ポスト』1988年1月5日/10日合併号初出)や、船曳建夫氏との対話「天皇のディスコース」(『週刊読書人』2001年9月28日号初出)を収録。また、泉麻人氏による文庫版解説「五島慶太のシム・シティー」(新潮文庫版)のほか、吉岡忍氏の書評「田園調布はなぜ“田園都市”になれなかったか」(『週刊文春』1989年2月2日号初出)などを収める。

テレビの正体を探り、
ネット社会の到来を予見した画期的メディア論

日本の近代 猪瀬直樹著作集7欲望のメディア

  • 欲望のメディア 定価:本体1400円+税
    発売日:2002/5/30
    判型/頁:四六判/448頁
    ISBN4-09-394237-4
  • 欲望のメディア 価格:
    各販売サイトで
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    配信日:2018/8/3

「ミカド三部作」の完結編『欲望のメディア』(1990年11月小学館刊行、1994年7月新潮文庫、2013年3月小学館文庫)を収録。単行本が刊行された1990年以降のメディアの変遷を追った増補「インタラクティヴな展開へ」(『週刊文春』の連載「ニュースの考古学」より9編のコラムで構成)を加えた完全版。

テーマとなるのは、戦後における新たな「御真影」の役割を果たしてきたテレビというメディア。高柳健次郎による発明、正力松太郎による開局、力道山と「ご成婚」による茶の間への浸透、田中角栄による系列化の推進。ミカドの国を跋扈する映像メディアの正体を探り、ネット社会の到来を予見した画期的メディア論。

本書には巻末に、中村雄二郎氏との対話「『欲望のメディア』が示す日本人への警告」(『週刊ポスト』1990年10月26日号初出)を収録。また、大岡玲氏による作品解説「“庶民的"な『御真影』の未来」、植田康夫氏による文庫版解説「“ミカド三部作”は新たな思想の書」(新潮文庫版)のほか、「誰が『知る権利』を矮小化させたか」(1996年7月13日「東京弁護士会夏期合同研究全体討議」での講演)、「『ラストニュース』、この番組が現実にあれば……」(2001年8月小学館刊 文庫版『ラストニュース1』所収)など、猪瀬自身による関連原稿を収める。

「模擬内閣」の結論は「敗戦必至」
しかし、戦端は開かれた——。

日本の近代 猪瀬直樹著作集8日本人はなぜ戦争をしたか
昭和16年夏の敗戦

  • 日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦 定価:本体1200円+税
    発売日:2002/7/1
    判型/頁:四六判/272頁
    ISBN4-09-394238-2
  • 日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦 価格:
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    配信日:2018/8/3

収録作の原題は『昭和16年夏の敗戦』(1983年8月世界文化社刊行、1986年8月文春文庫、2010年6月中公文庫)。日米開戦の知られざる事実を掘り起こし、「記録する意思」を貫徹した、猪瀬直樹36歳、初期の力作。

開戦直前の昭和16年夏、「内閣総力戦研究所」に軍部・官庁・民間から集められた、将来の指導者たる選りすぐりのエリート36人。平均年齢33歳の若き俊英は「模擬内閣」を組織し、シミュレーションを重ねて戦局の展開を予測する。結論は「敗戦必至」。しかし、戦端は開かれた——。埋もれていた記録と証言から明らかにされる開戦秘話。最高意思決定機関の空虚とは何か。官僚的意思決定とは。そこに成立する日本国とは。近代日本への問題意識が凝縮する一作。

巻末には、初期著作における問題意識の萌芽と発展に関連して「道路特定財源の起源と田中角栄」(原題「田中角栄はなぜ不死鳥か?」『BIG MAN』1981年11月号初出)を収録。『昭和16年夏の敗戦』の成立事情にも触れる。また、園田英弘氏「『記録する意思』と『現実を直視する勇気』」、若田部昌澄氏「敗戦を繰り返さないために」、橋爪大三郎氏「現実から目をそむける意思決定の恐ろしさ」を収録、社会学、経済学の立場から本作を解説する。

文部省唱歌という
「新しき伝統」はいかにして生まれたのか
明治の「夢」を追う

日本の近代 猪瀬直樹著作集9唱歌誕生 ふるさとを創った男

  • 唱歌誕生 ふるさとを創った男 定価:本体1200円+税
    発売日:2002/7/31
    判型/頁::四六判/288頁
    ISBN4-09-394239-0
  • 唱歌誕生 ふるさとを創った男 価格:
    各販売サイトで
    ご確認ください
    配信日:2018/8/3

収録作『唱歌誕生』(1990年6月日本放送出版協会刊行、1994年5月文春文庫、2013年5月中公文庫)は、明治期に志を抱いて上京した、あるいは大陸に渡った人々の絢爛たる群像の中に、唱歌「故郷」誕生のドラマを描き出した抒情的手法が光る作品。

長野県の小学校教師だった国文学者・高野辰之と、鳥取県の没落士族の家に生まれた作曲家・岡野貞一。この二人の偶然の出会いから、「故郷」をはじめ、「春がきた」「春の小川」「朧月夜」など多くの名曲が生み出されていった。文部省唱歌という「新しき伝統」はいかにして生まれたのか。人々を衝き動かした明治の「夢」とは何だったのか。二人の生涯をたどる旅を通して、明治という時代を浮き彫りにし、日本人の心に迫る一作。

巻末には、猪瀬が郷里・長野の母校で行なった講演で、同郷の高野辰之にも触れた「国際化時代と日本人の生き方」(1996年10月12日「信州大学教育学部附属長野中学校五十周年記念講演」)のほか、本書の登場人物、大谷光瑞について語った「アジアという夢に取り憑かれた男」(『太陽』1991年6月号初出)を収録。作品解説としては、船曳建夫氏「ものを語る猪瀬直樹」と、高橋英夫氏「作家的幸運と天分との融合」(文春文庫版解説)を収め、また、単行本刊行時に各紙誌に掲載された、井上章一、川村湊、池田満寿夫、音楽評論家・細川周平、作曲家・柴田南雄の各氏による書評も収録する。

天皇の死を通して
日本近代の成り立ちを追った歴史ミステリー

日本の近代 猪瀬直樹著作集10天皇の影法師

  • 天皇の影法師 定価:本体1200円+税
    発売日:2002/8/30
    判型/頁:四六判/264頁
    ISBN4-09-394240-4
  • 天皇の影法師 価格:
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    配信日:2018/8/3

独自の視点による天皇制考察の端緒となった猪瀬直樹の処女作『天皇の影法師』(1983年3月朝日新聞社刊行、1987年8月新潮文庫、2000年1月朝日文庫、2012年4月中公文庫)を収録。

大正15年12月15日未明、天皇崩御のその朝、新元号を「光文」とスクープした世紀の誤報事件の顛末は? 歴代天皇の柩を担いできた「八瀬童子」とは何者か? 最晩年の森鴎外が「元号考」に燃やした執念、そこから見えてくる「昭和」の意味と決定の経緯とは? 丹念なフィールドワークで貴重な文献と証言を掘り起こし、天皇の死を通して日本近代の成り立ちに迫った歴史ミステリー。イデオロギーとしての天皇制ではなく、現代史・民俗史の観点から天皇の本質に切り込んだ猪瀬直樹の原点。

巻末には、久世光彦氏「鵺伝説」(新潮文庫版解説)、網野善彦氏「学恩に応えるための、二、三の感想」(朝日文庫版解説)、竹内整一氏「可視化の《ロゴパトス》」を収録、それぞれの視点から作品を読み解く。また、単行本刊行時に各紙誌に掲載された、高尾亮一(元皇居造営部長)、平井啓之、夏堀正元、黒田清各氏による書評も収録する。

語っているのは、
「あなたによく似た」ふつうの人々

日本の近代 猪瀬直樹著作集11日本凡人伝

  • 日本凡人伝 定価:本体1100円+税
    発売日:2002/10/1
    判型/頁:四六判/240頁
    ISBN4-09-394241-2
  • 日本凡人伝 価格:
    各販売サイトで
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    配信日:2018/8/3

収録作『日本凡人伝』(1983年11月弓立社刊行『日本凡人伝』を中心に、「日本凡人伝」シリーズから13篇を精選して構成)は、「日本の近代」を現場で作ってきた人たちの声を集めたインタビュー集。語っているのは、「あなたによく似た」ふつうの人々。

葬式中継アナウンサー、鉄道のダイヤを組む「スジ屋」、人の死期が臭いでわかってしまう化粧品会社の調香師……有名でも何でもない人たちの、怒り、悲しみ、仕事への誇り。市井の人々の胸中にさりげなく入り込み、ときに本気で怒らせながら、巧みに本音を引き出した痛快無比のインタビュー。日本人の過去、現在を映し出す、名もなき人の声を聞く。

巻末には、自伝的エッセイで構成された「猪瀬直樹略年譜」を収録。「猪瀬直樹」がいかにして出来上がったかをうかがわせる内容になっている。ほかに、「日本凡人伝」シリーズの解説として、関川夏央氏「『普通』であることの偉大さ」(1988年4月刊新潮文庫版『日本凡人伝 二度目の仕事』所収)、大岡玲氏「夢の新しい叙述法」(1993年12月刊新潮文庫版『日本凡人伝 今をつかむ仕事』所収)を収録。また、シリーズの雑誌連載開始時を振り返る佐山一郎氏のエッセイ「『日本凡人伝』の頃」(『本の窓』2001年9・10月合併号初出)、小島信夫氏との対話「ノンフィクションと文学のあいだ」(1996年3月河出書房新社刊 文庫版『ミカドの記号論』所収)も併録する。

数々の架空戦記はやがて
現実の開戦と重なっていく--。
異色の日本精神史

日本の近代 猪瀬直樹著作集12黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記

  • 黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記 定価:本体1300円+税
    発売日:2002/10/30
    判型/頁:四六判/400頁
    ISBN4-09-394242-0
  • 黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記 価格:
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    配信日:2018/8/3

収録作『黒船の世紀』(1993年6月小学館刊行、1998年9月文春文庫、2011年6月中公文庫上下巻、2017年11月角川ソフィア文庫)は、近代日本を突き動かしてきた「ガイアツ」の本質に迫る、異色の日本精神史。黒船に始まる「ガイアツ」の歴史の中で日本人は何を考えてきたのか。

日露戦争後、太平洋を挟んだ日米両国間に対抗意識が芽生え、数々の「日米未来戦記」が誕生。戦力分析に基づく現実的なシミュレーションから、奮起を促す精神論、SF的発想の物語まで、その数500点以上。架空の戦記は、願望や世論を反映し、やがて現実の開戦と重なっていく。「日米未来戦記」の詳細な分析から、日本人の精神史、日米関係の裏面史を描き出した野心的巨編。

巻末には、アレックス・カー氏との対話「この国を蝕む安心という病」(『プレジデント』2002年7月29日号初出)、青木彰氏との対話「司馬遼太郎を継ぐということ」(『本の窓』2002年11月号初出)、阿川弘之氏との対話「百五十年の視座」(『文芸ポスト』2002年秋号初出)を収録。また、猪瀬による関連記事「『外圧』の裏面史 日米未来戦記」(『読売新聞』1993年8月10日初出)、「なぜ『民営化』を主張するのか」(『東京新聞』2002年8月6日初出)のほか、伊藤隆氏による解説「二十世紀を越えて続く『物語』」(文春文庫版)、単行本刊行時に各紙誌に掲載された、野口武彦、高橋英夫、草野厚各氏による書評を収める。

国の病巣をあばき
巨大な利権を解体した闘いの記録

日本の近代 猪瀬直樹著作集13道路の権力

  • 道路の権力 価格:
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    配信日:2018/12/7

第1巻収録の『日本国の研究』で、この国の病巣たる特殊法人の問題を世に知らしめた作家が、その象徴ともいうべき道路公団の解体に自ら挑んだ全記録。

小泉内閣誕生直後、行革断行評議会のメンバーとなった猪瀬は、2002年6月、小泉首相から道路関係四公団民営化推進委員会の委員に指名され、改革の先鋒に立たされる。さまざまな妨害や隠蔽工作と戦いながら、改革の道を開いた1000日にわたる激闘のドキュメント。誰が何を言い、どう動いたか、そのすべてをつまびらかに記す。

本作単行本『道路の権力 道路公団民営化の攻防一〇〇〇日』は、2003年11月、文藝春秋より刊行され、2006年3月、文春文庫に収められた。〈解説〉 高瀬淳一

道路公団民営化の抵抗勢力は誰だったのか、
そして日本に何をもたらしたのか

日本の近代 猪瀬直樹著作集14道路の決着

  • 道路の決着 価格:
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    配信日:2018/12/7

小泉改革の象徴ともされた道路公団民営化は、2005年10月、高速道路会社発足の結実を見るが、そこに至るまでには壮絶な闘いがあった。族議員や官僚の猛烈な抵抗、民営化推進委員会の分裂、委員長の辞任など、紆余曲折を経ての法案成立。そして、民営化直前に官製談合で逮捕された公団副総裁。借金40億を残した公団の高コスト体質はなぜ蔓延したのか。戦後最大の改革は国民に何をもたらしたのか。改革の旗手として最後まで戦い続けた作家・猪瀬直樹がその全内幕を書き記す。

本作単行本は2006年5月に小学館より刊行され、2008年7月、文春文庫に収められた。〈対談〉 田原総一朗

二宮尊徳の改革手法に範をとる
少子高齢化社会への提言の書

日本の近代 猪瀬直樹著作集15二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?
人口減少社会の成長戦略

  • 二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか? 価格:
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    配信日:2018/12/7

国家の財政破綻、個人の年金崩壊など、多くの問題が懸念される少子高齢化社会。この混乱の時代に、経済と社会システムを立て直すためのモデルとして、著者は江戸末期のゼロ成長期に活躍した二宮尊徳に着目する。勤勉・倹約の人ではなく、低成長時代の新たな金融モデルを構築した卓越したコンサルタントとして。「薪」はいかに換金され、どう「富」に変わるのか。200年前の改革者の手法を分析し、今に読み解き、日本変革のビジョンを提示する。

本作単行本は『ゼロ成長の富国論』のタイトルで文藝春秋より2005年4月に刊行され、2007年8月、改題して文春文庫に収められた。〈解説〉 船曳建夫

占領期の日本にアメリカが刻印した
暗号の謎を追う昭和史のミステリー

日本の近代 猪瀬直樹著作集16ジミーの誕生日
アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」

  • ジミーの誕生日 アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」 価格:
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    配信日:2018/12/7

昭和23年12月23日零時1分30秒、A級戦犯7人の死刑執行が開始された。その日は皇太子明仁の15回目の誕生日。なぜ、この日に処刑が行われたのか? 著者は、ある子爵夫人の日記に書かれた「ジミーの誕生日の件、心配です」という謎めく一文を手がかりに、処刑日選定の謎に迫っていく。アメリカが刻印した暗号の意味、浮かび上がる対日占領政策の大きな構図。著者自身が『昭和16年夏の敗戦』(第8巻収録)の完結編と位置づける作品。

本作単行本は2009年11月に文藝春秋より刊行され、2011年12月、『東條英機 処刑の日 アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』のタイトルで文春文庫に収められた。〈解説〉 梯久美子

著者プロフィール

作家。1946年、長野県生まれ。 1987年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で1996年度文藝春秋読者賞受賞。以降、特殊法人等の廃止・民営化に取り組み、2002年6月末、小泉首相より道路関係四公団民営化推進委員会委員に任命される。その戦いを描いた『道路の権力』(文春文庫)に続き『道路の決着』(文春文庫)が刊行された。 2006年10月、東京工業大学特任教授、2007年6月、東京都副知事に任命される。2012年12月、東京都知事に就任。2013年12月、辞任。2015年8月、日本文明研究所所長就任。2015年9月、財団法人日本文明研究所所長就任。2015年12月、大阪府・市特別顧問就任。

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