最新情報

国語辞典 目次

  • 概要

    60年の伝統と実績を誇る新選国語辞典、11年ぶりの全面改訂。時代に即した新語を増補し、さまざまな工夫を盛り込んだ最新版

  • 特長

    類書中最大級の語数

    収録語数約9万4000語は小型国語辞典で最大級。圧倒的な収録語数で視野が広がる

    見出し語を語種別に表示

    和語はひらがなのアンチック体、漢語はひらがなのゴシック体、外来語はカタカナのアンチック体で表記

    見出し語を語種別に表示

    季語の表記

    春/夏/秋/冬/新年の表示で俳句作りに役立つ

    季語の表記

    理解が深まる約2700箇所の「参考」欄

    類義語の使い分け、表記の注意点、誤用に関する補説などを記した

    選べる2サイズ、通常版とワイド版

    選べる2サイズ、通常版とワイド版

    より軽く使いやすく。用紙の工夫により、48ページ増でも第九版より軽量に

    書名 新選 国語辞典 第十版
    サイズ B6小判 ワイド版
    定価(税込み) 2970円 3300円
    ページ数 1650ページ
    ケースサイズ 天地176mm×左右122mm 天地192mm×左右139mm
    ケース厚さ 41mm
    重さ (九版)735g→
    (十版)624g
    (九版ワイド版)944g→
    (十版ワイド版)774g
  • 十版改訂のポイント

    新語約4000語を増補

    時代に即した新語約4000語を増補。

    コロナ禍で使用されるようになった語、ジェンダー問題のキーワード、高齢化社会で理解が必要な語なども収録

    時代に即した新語約4000語を増補。

    【新語の例】
    暗号資産|SDGs|エッセンシャルワーカー|危機言語|クラウドファンディング|シティポップ|人流|線状降水帯|ソーシャルディスタンス|チバニアン|同調圧力|バズる|発雷|PCR法|ヘイトスピーチ|ヘルプマーク|変異株|マッピング|ミニマリズム|ルッキズム

    既存項目約1000箇所を修正

    ひとつひとつの項目により詳しい参考欄などを追記

    既存項目約1000箇所を修正

    アクセント表示がより分かりやすく

    標準アクセントの表示法をよりわかりやすく

    小見出しにもアクセント表示を付与

    子見出しにもアクセント表示を付与

    9000箇所以上の子見出しにアクセントを表示

    小見出しにもアクセント表示を付与

    表組みやイラストが600点でさらに充実

    表組みやイラストが600点でさらに充実

    漢和辞典とそろえた美麗な装丁

    漢和辞典とそろえた美麗な装丁

    万華鏡をモチーフにデザインしたケースには特殊加工を施し、汚れが目立ちにくい塩化ビニールの表紙は、輝くような淡いパール調を選定。流麗な柄のエンボス加工と色箔をぜいたくに使用

  • 歴史

    漢和辞典とそろえた美麗な装丁
    • 1959年11月1日初版発行
    • 1959年11月1日
      初版発行
    • 1962年3月10日改訂版(第二版)発行
    • 1962年3月10日
      改訂版(第二版)発行
    • 1966年1月10日改訂新版(第三版)発行
    • 1966年1月10日
      改訂新版(第三版)発行
    • 1974年2月1日新版(第四版)発行
    • 1974年2月1日
      新版(第四版)発行
    • 1982年1月20日「常用」新版(第五版)発行
    • 1982年1月20日
      「常用」新版(第五版)発行
    • 1987年1月20日第六版発行
    • 1987年1月20日
      第六版発行
    • 1994年1月1日第七版発行
    • 1994年1月1日
      第七版発行
      2000年1月1日
      第七版〈2色刷〉発行
    • 2002年1月1日第八版〈2色刷〉発行
    • 2002年1月1日
      第八版〈2色刷〉発行
    • 2011年1月31日第九版〈2色刷〉発行
    • 2011年1月31日
      第九版〈2色刷〉発行
    • 2022年2月21日第十版発行
    • 2022年2月21日
      第十版発行NEW!
  • 編集

    金田一京助(きんだいちきょうすけ)
    1882年~1971年。岩手県生まれ。東京帝国大学文学部卒。東京大学・國學院大學・早稲田大学教授。著書に『アイヌ叙事詩ユーカラの研究』『アイヌ叙事詩 ユーカラ集』、編著に『辞海』『例解学習国語辞典』など。『中等国語』『高等国語』など教科書の編修も行った。文化勲章受章。
    佐伯梅友(さえきうめとも)
    1899年~1994年。埼玉県生まれ。京都帝国大学卒。1952年東京教育大学教授。大東文化大学教授を経て学長に就任。著書に『万葉語研究』『古文読解のための文法』、編著に『例解古語辞典』など。
    大石初太郎(おおいしはつたろう)
    1911年~2003年。静岡県生まれ。1939年東京文理科大学(筑波大学の前身のひとつ)国文科卒。国立国語研究所名誉所員。著書に『敬語』『新しい敬語』『話しことば論』など。
    野村雅昭(のむらまさあき)
    国立国語研究所名誉所員、早稲田大学名誉教授
    1939年東京都生まれ。東京教育大学文学部卒。NHK放送用語委員・日本語学会会 長を歴任。編著に『落語の言語学』『漢字の未来(新版)』『日本語の風』『現代 日本漢語の探究』など。『新選国語辞典』は新版(第四版/1978年)より参画。佐 伯梅友国語学賞受賞。

    〈コメント〉 「小型の国語辞典に望まれるのは、限られた紙幅にできるかぎり多くの情報を収めることである。それを端的に示すのが、見出し語である。この辞典には、選び抜いた見出し語を採り入れている。そして、それぞれの見出し語がどのような性格のものかを、編者は把握していなければならない。普通に単語と呼ばれるものだけでなく、さまざまの文法的な単位が含まれる。それを一覧として示したのが、後見返しの品詞別・語種別の集計である。これは、類書にはない特色であるとともに、編者の一語一語へのいとおしみの集積でもある」

    木村義之(きむらよしゆき)
    慶應義塾大学教授
    1963年青森県生まれ。早稲田大学大学院修了。『斉東俗談の研究』『隠語大辞典』、共編著に『図解日本語』『わかりやすい日本語』『辞書の成り立ち』ほか。『新選国語辞典』は第八版(2002年)より参画。

    〈コメント〉 「かつてベテランの辞書編集者から『国語辞典の語釈は2.5行のせめぎ合い』と言われたことがある。項目にもよるが、二行が三行になると詳しくはなるが冗長にもなる。自分が語釈を書く側に立ってからはこのことばが常に頭の片隅にある。辞書の完成まで編者にはさまざまな葛藤がある。語釈はもとより、新語の採否、既存項目の見直し、用例の適否、関連語への目配りなど、多くの場面で迷いを克服する必要がある。『新選国語辞典』には編者と編集スタッフの半世紀以上にわたる内なるせめぎ合いが蓄積されてきた。それがこの辞典の強みなのだと思う」

  • 編集協力

    新規項目の執筆

    山本真吾(やまもとしんご)
    東京女子大学教授
    大阪府生まれ。広島大学卒。単著に『平安鎌倉時代に於ける表白・願文の文体の研究』(第25回新村出賞)、共著に『古典文法の基礎』『漢文資料を読む』『図解日本語』など、監修に『ドラえもん探求ワールド 日本語のひみつ』『例解学習漢字辞典 第九版』ほか。高等学校国語教科書など教科書の編修なども行った。『新選国語辞典第十版』から参画。
    前田直子(まえだなおこ)
    学習院大学教授
    静岡県生まれ。東京大学文学部、東京外国語大学大学院外国語学、大阪大学大学院修了。著書に『「ように」の意味・用法』、共著に『日本語学の教え方-教育の意義と実践』『やさしい日本語のしくみ』ほか。『新選国語辞典 第十版』から参画。
    山下喜代(やましたきよ)
    元青山学院大学教授
    山口県生まれ。早稲田大学大学院修了。早稲田大学日本語研究教育センター助手、青山学院大学文学部専任講師等を経て2007年より教授。2021年退職。共著に『辞書の成り立ち』『わかりやすい日本語』ほか。『新選国語辞典 第八版』から参画。
    石川創(いしかわそう)
    駒沢女子大学准教授
    北海道生まれ。早稲田大学大学院修了。駒沢女子大学講師を経て2018年より現職。共著に『品詞別学校文法講座』(明治書院)ほか。『新選国語辞典第十版』から参画。
    岩下真紀子(いわしたまきこ)
    私立桜蔭中学・高等学校非常勤講師
    千葉県生まれ。早稲田大学大学院修了。私立桜蔭中学・高等学校教諭を経て現職。『新選国語辞典』は第十版から参画。
    大塚みさ(おおつかみさ)
    実践女子短期大学教授
    東京都生まれ。早稲田大学大学院修了。1998年より現職。共著に『やさしい言語学』ほか。『新選国語辞典 第八版』から参画。
    小出美河子(こいでみかこ)
    神奈川県生まれ。早稲田大学大学院修了。翻訳にカトリーヌ・ガルニエ著『日本語の複文構造』がある。『新選国語辞典 第九版』より参画。
    田村夏紀(たむらなつき)
    都留文科大学非常勤講師
    山口県生まれ。広島大学大学院修了。鈴峯女子高等学校教諭、鈴峯女子短期大学講師を経て現職。共著に『鎌倉時代語研究 第二十輯』、『国語文字史の研究八』など。『新選国語辞典 第十版』より参画。
    中川秀太(なかがわしゅうた)
    山下洋子(やましたようこ)
    NHK放送文化研究所研究員。
    東京都生まれ。立教大学大学院修了。NHK入局後は、主に放送用語の調査・研究を行い、『NHK漢字表記辞典』『NHK日本語発音アクセント新辞典』を担当。『新選国語辞典 第十版』より参画。

    アクセント

    柴田実(しばたみのる)
    元NHK放送文化研究所放送用語担当部長
    東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。NHKアナウンサーから放送文化研究所へ。『NHK漢字表記辞典』編集、『NHK気象災害ハンドブック』等編集。『新選国語辞典 第九版』から参画。

    文学・文化関係の用語の補訂

    石出靖雄(いしでやすお)
    明治大学教授
    埼玉県生まれ。早稲田大学大学院修了。著書『漱石テクストを対象とした語り言語の研究―『三四郎』『道草』を中心に—』など。『新選国語辞典 第十版』から参画。

    校正および原稿整理

    石岡さくよ/佐藤敦子/伴想社/牧野昭仁/村山のぞみ/吉田暁子

    データ整理

    木下紀美子

    図版

    神谷一郎/とぐちえいこ

    本文デザイン

    周玉慧(シュウデザイン)

    装丁

    藤田雅臣・三好亮子(tegusu) 公式サイト
  • プレスリリース